6月のリハブログ✍

こんにちは!
あいりんごS🍎🌈で作業療法士として働かせて頂いている諏訪です😄

今回は、あいりんごS🍎🌈の活動で『作業療法Day』の内容を2つほどご紹介したいと思います!

1つめ:『 表情当てゲーム😆😳😢 』
2つめ:『 言うこと一緒!すること逆! 』

 

最初は…

『 表情当てゲーム😆😳😢 』

【自閉スペクトラム症(ASD)には、他者の感情を読むことが苦手。表情など非言語的な行動の理解が難しい。】
という特性があります!そのため、みんなで楽しみながら取り組めるよう、ゲーム形式で行っていきます👍

 

ステップ1:表情の名前を知ろう!
ステップ2:表情に名前をつけよう!
ステップ3:表情当てゲーム!

この段階で進めていきます👍

お話を始めていき、職員がみんなに質問をすると積極的に手もあがり答えてくれています🖐
答えることが恥ずかしくて、中々言えない子も頷くなどしてしっかりとお話を聞いてくれています👂
前のめりになって聞く子も…😁

この活動で養える力などは…

①視知覚スキル
・表情の微細な変化(眉・目・口など)を見分ける力
・顔のパーツの配置を認識する力(視覚的識別や空間認知も含む)

②感覚統合
・視覚情報と感情・言語の結びつけを通じて、視覚と感情の統合
・人の顔という複雑な視覚刺激に慣れる練習

③社会的認知
・他者の表情を手がかりにして「今、相手はどう感じているか?」を予測・理解
・結果的に、他者理解や共感の力が育つ

④注意・集中力
・短時間で顔の変化に注目する必要があるため、選択的注意や持続的注意の練習
・特に表情の違いが微妙な場合は、注意深く見ることが求められる。

⑤言語表現・感情語の習得
・「この顔は“うれしい”かな?“かなしい”かな?」といった語彙の獲得
・感情の名づけを通して自己理解や自己表現の基礎

などなど、たくさんの力を養うのに適しています☺
この活動の紹介の文頭に自閉症に焦点を当てていますが、注意欠如・多動症(ADHD)の子どもたちにも養えるものはあります🙌

お次は…

『 言うこと一緒!すること逆! 』

【注意欠如・多動症(ADHD)には、「衝動性」「不注意」「多動性」といった特性があります。】そのため、自分の行動をコントロールし、人との関係を築く力を育てられるように支援していきます☺

この活動で養える力などは…

① 認知の柔軟性(思考の切り替え)
・言われた通りに反応せず、逆のことをする必要があるため、考えを一度止めて切り替える力

② 抑制力(衝動コントロール)
・条件反射的に動くのを我慢する必要があるため、自分の行動をコントロールする力

③ 集中力・注意力
・指示を正しく聞き取って理解するために、耳を傾けて集中する力

④ ワーキングメモリ(短期的な記憶力)
・「逆にする」というルールを頭に置きながら行動するため、同時に複数の情報を保持する力

⑤ ルール理解と社会性
・集団で遊ぶ中でルールを守ったり、人の話を聞くなど、集団行動の基礎力が身に付く。

⑥ 達成感・自己効力感
・できたときの喜びや褒められる経験から、「やればできる」という気持ち(自己効力感)を育める。

などなど、養えます💪

 

最初は2、3人で行い慣れていきます!

 

その後は、全員で手をつなぎ挑戦💪

このような感じで、各あいりんごに配置されている作業療法士・理学療法士は養いたい力などをピックアップし、それに合う活動を考えて行っています🌼

あいりんごでは、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)の児童が多いので、活動では焦点を当てがちになりますが、活動とは別に個別療育や小集団での療育も行っています😆

お子様についての相談や『どうしたらいいんだろう💭』などお悩みの方はお気軽にご相談ください😄

文字が多くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました🙇‍♀

それでは、また来月のリハブログでお会いしましょう😉